誤って削除してしまった Azure Storageアカウントのリカバリーが可能になっていました
いわさです。
Azure Storageアカウントを誤って削除した場合に、サポートへ依頼することなくリカバリーすることが出来るようになっていたので試してみました。
Azure Storage account recovery available via portal is now generally available
条件がいくつかあります。
- 復元したいアカウントと同名のストレージアカウントが存在しないこと
- 削除してから14日以内であること
- クラシックで作成されたものではないこと
リカバリー対象のAzure Storage アカウントを作成
まずはストレージアカウントを作成します。
データ保護は全部OFFです。
適当なBLOBコンテナーを作成し、ファイルをアップロードしておきます。
ストレージのメニューに戻り、作成したアカウントを削除します。
コンテナーの削除ではなく、アカウントの削除です。
リカバリー手順
リカバリーのために、Azureストレージのサブメニューにアクセスする必要があり、復旧対象のストレージアカウントとは別のストレージアカウントが必要になります。
ここでは新規にストレージアカウントを作成しました。
作成後、メニューから「削除されたアカウントの回復」を選択します。
復元先のリソースグループが存在しない場合は再作成しておく必要があります。
リカバリー対象のストレージアカウントを選択し、「回復」を押します。
復元されていました!
コンテナーもファイルも存在しており、アクセス出来ました。
注意点
この機能は回復を必ずしも保証するものではなく、あくまでもベストエフォートの復元であるようです。
この機能に頼るのではなくロック機能などを使って誤ってリソースが削除されないように設定しましょう。